誰でも検証できる、改ざん不可能な動産デジタル台帳
AURAM PoC は、金インゴットの個体識別情報・所有権履歴・占有移転証跡を Avalanche ブロックチェーン 上の公開コントラクトに記録しています。このページでは、アウラム社のサーバーや認証を経由せずに、 ブロックチェーン上の公開記録のみで所有権・占有移転履歴を追跡する手順(誰でも可能)と、 業界関係者向け許可制レジストリの原本写真を組み合わせて実物の真正性まで検証する手順を示します。

このページで何ができるのか
- 所有権の移転履歴を追跡 — 誰から誰へ売買されたかをアドレス単位で(Tier 1 / 誰でも可能)
- 占有移転証跡を確認 — 民法第184条の3ステップを暗号学的に(Tier 1 / 誰でも可能)
- ステータス遷移を確認 — 入庫→出品→売買の全段階(Tier 1 / 誰でも可能)
- 実物の真正性を確認 — 許可制レジストリから取得した原本写真の SHA-256 が、 オンチェーンの photoHash と一致すること(Tier 2 / 業界関係者向け)
🔓 Tier 1 の検証に AURAM や KINGOT のアカウントは一切不要です。 必要なものはインターネット接続と、SHA-256 を計算できる任意のツールだけです。
2 層の検証モデル
プライバシー保護と公開検証性を両立するため、アウラム社は以下の 2 層構造を採用しています。
検証手順(業界関係者の Tier 2 検証フロー)
許可制レジストリから5要素と原本写真を取得
業界関係者は、許可制レジストリから対象 NFT のシリアル番号と、シリアル番号が視認できる原本写真を取得します。これにより、 店頭に持ち込まれたバーが本物の NFT #1 に対応するかを、 現物との目視照合・暗号学的照合の両面で検証できるようになります。
原本写真の SHA-256 を計算
photoHash の算出入力は Step 1 でダウンロードした原本写真(シリアル番号が視認できる側)です。原本写真のバイナリ全体に対してローカルで SHA-256 を計算し、オンチェーンの photoHash と一致するかを確認します。 これにより原本写真がアウラム社が登録した正規のものであることが 暗号学的に証明されます。
ダウンロードした原本写真のバイナリ全体に対して SHA-256 を計算します:
Get-FileHash -Algorithm SHA256 photo.jpgshasum -a 256 photo.jpg✅ 上記の値と完全一致すれば、写真は改ざんされていません。
所有権の移転履歴を確認
Snowtrace の NFT 個別ページで、この NFT に関する所有権移転履歴(ERC-721 Transfer イベント)を確認できます。
Snowtrace で #1 の Transfers タブを見る ↗オンチェーン値を直接照会
5要素(製造者・シリアル番号・重量刻印・品位刻印・photoHash)をverifyIdentification(tokenId, ...)に渡し、オンチェーンの identificationHash と照合します。view 関数なのでガス代不要・署名不要です。
Avalanche Fuji 公開 RPC にブラウザから直接アクセスし、view 関数を呼び出します。 AURAM のサーバーは経由しません。
方法 B: Snowtrace の Read Contract タブで手入力する場合
Snowtrace 側に view 関数の入力値をプリフィル URL の仕様が無いため、 下記から該当の関数(verifyIdentification または assets)を開き、 各値をコピーして入力欄に貼り付けてください。
ページ内検索(Ctrl+F)で「verifyIdentification」または「assets」を探すと該当行に飛びます。
(bool matched, uint8 currentStatus) — matched が true なら 5 要素はオンチェーン登録時と完全一致。改ざん検知の仕組み(実演)
もし誰かが写真を改変したり、別のバーの写真にすり替えたりした場合、 SHA-256 ハッシュは必ず一致しなくなる性質があります。
例: 上記 photoHash の末尾を 1 文字変えた値でverifyIdentificationを呼び出すと、戻り値は [false, ...] になります。第三者がこの違反を即座に検知できる仕組みです。
信頼の根拠
将来構想 — 許可制レジストリ
シリアル番号は公開すると盗難・偽造のリスクがあるため、当 PoC では一般公開しません。 本番運用では業界関係者向けの許可制レジストリ(コンソーシアム型)に5要素の正データを保管します。
- 地金商・質屋・買取専門店・貴金属保管事業者 等の業界関係者が、KYB 審査を経てレジストリに登録される
- 業界関係者は、扱うバーの 5 要素情報をレジストリから取得
- バーの実物写真から photoHash を再算出 → オンチェーンの identificationHash と照合
- 所有権履歴(Snowtrace の Transfers)と、許可制レジストリの KYB データを突合 → 「誰が誰へ」を法人名で確認
- レジストリの状態は定期的に公開チェーンにコミット(改ざん不可性を保証)
アウラム社が PoC として開発後、業界団体が運営するコンソーシアム等への移管を想定しています。 運営継続性・公平性を確保する設計を予定しています。
